
画像生成AIの料金を比べました|1枚 $0.019〜、設定ひとつで7倍になります
画像生成AIの料金は「1枚いくら」で語られがちですが、実際には同じモデルでも設定次第で原価が数倍変わります。この記事では、実行して請求された金額だけを載せます。
標準的な設定での1枚あたり原価
| モデル | 1枚あたり原価 | 所要時間 | 1回の生成枚数 | 出力形式 |
|---|---|---|---|---|
| GPT Image 2 | $0.0174〜0.0229(約 $0.019) | 約24秒 | 1〜10枚 | PNG |
| Nano Banana 2 | $0.068 | 約11秒 | 1枚のみ | JPEG |
| Seedream 5.0 Lite | $0.035(固定) | 約41秒 | 1〜4枚 | JPEG |
この条件では GPT Image 2 が最も安く、Nano Banana 2 が最も高い。所要時間は逆順です。速いものほど高い、という素直な並びになりました。
品質設定を上げると原価は7倍近くになる
GPT Image 2 には品質の指定(auto / low / medium / high)があります。上の $0.019 は auto での値です。同じモデルで、アスペクト比を16:9、品質を high にして実行したところ、次のようになりました。
| 設定 | 原価 | 所要時間 |
|---|---|---|
| auto / 1:1 | 約 $0.019 | 約24秒 |
| high / 16:9 | $0.1299 | 72.3秒 |

1枚いくら、で比べるのではだめなんですか?

一発では決まりません。採用する1枚までに何回動かしたかで決まります。
採用する1枚あたりで計算する
生成は一発では決まりません。実際の原価は「採用する1枚を得るまでに何回実行したか」で決まります。ここで効いてくるのが1回の生成枚数です。
Nano Banana 2 は1回1枚しか出せないので、5枚見たければ5回実行して $0.34 かかります。GPT Image 2 は1回で10枚まで出せるため、5枚見ても約 $0.095 です。1枚あたりの表示価格は3.6倍差ですが、選別を含めると差はさらに開きます。
| 候補を5枚見るまで | 実行回数 | 合計原価 |
|---|---|---|
| GPT Image 2 | 1回(5枚同時) | 約 $0.095 |
| Nano Banana 2 | 5回 | $0.34 |
| Seedream 5.0 Lite | 2回(4枚+1枚) | $0.07 |
解像度は値段ではなく、通るかどうかに関わる
Seedream 5.0 Lite は1枚 $0.035 の固定で、解像度を上げても単価は変わりません。ただし解像度の指定には下限があります。
GPT Image 2 にはそもそも resolution パラメータがありません。解像度を送っても無視されるのではなく、対応していないパラメータです。モデルごとに受け付ける設定が違うので、共通のUIで同じ項目を出すと、どこかで嘘になります。

「とりあえず high」が一番高くつく。仕上げの1枚だけでいい。
料金の見当をつける手順
- 試行は auto 品質で回す。仕上げの1枚だけ品質を上げる
- 1回の生成枚数の上限を使い切る。実行回数が減ると原価も待ち時間も減る
- 解像度の下限・非対応をモデルごとに確認する。通らない設定は原価以前の問題になる
- 動画は画像と桁が違うので、同じ見積もりに混ぜない
よくある質問
- 一番安い画像生成AIはどれですか?
- 実測した3モデルの中では GPT Image 2 が最も安く、1枚あたり約 $0.019 でした。ただし品質設定を high にすると $0.1299 まで上がるため、設定込みで比較する必要があります。
- 品質設定は上げたほうが良いですか?
- 原価が約6.8倍、所要時間が約3倍になります。試行段階は auto、採用が決まった1枚だけ high、という使い分けが実用的でした。
- 動画生成の料金はどれくらいですか?
- 画像とは桁が違います。Wan 3.0 は480p・2秒の実測で $0.2125 でした。詳細は動画の原価を扱った記事にまとめています。


