
キャラクターの見た目を文章で固定する方法|参照画像が使えないとき
参照画像が使える場面では、参照を渡すのが最も確実です。この記事が対象にするのは、参照が使えない場面です。これから設計する架空のキャラクターや、複数人で同じ設定を共有する場合です。参照画像を添付できないバッチ処理も該当します。
見た目を項目に分解する
「かわいい女の子」のような書き方では毎回違うものが出ます。再現するには、判断の余地がある部分を項目として固定します。
- 髪:色、長さ、分け方、毛先の処理
- 目:色、形、まぶたの特徴
- 顔:輪郭、特徴的な点(ほくろ、そばかす)
- 体格:身長の印象、肩幅、年齢の見た目
- 服:定番の一着を決めて固定する
- 画風:線の太さ、塗り、質感
重要なのは、この一式を毎回まるごと渡すことです。一部を省くと、省いた項目がモデルの解釈に委ねられ、その部分から崩れていきます。

設定って、毎回ぜんぶ書くんですか?

はい。省いた項目はモデルの解釈になるので、そこから崩れていきます。
変える部分と固定する部分を分ける
固定した一式に、その回だけの指定を足す形にします。混ぜて1つの文章にすると、どこを変えたのか分からなくなり、再現できなくなります。
| 区分 | 内容 | 扱い |
|---|---|---|
| 固定 | 髪・目・顔・体格・画風 | 毎回そのまま渡す。書き換えない |
| 半固定 | 服装 | 場面に応じて差し替えるが、選択肢を決めておく |
| 可変 | 場所、時間帯、動作、構図、光 | その回だけ書く |

文章で固定し続けるより、1枚決めてしまえ。あとはそれを渡せばいい。
最初の1枚を確定させて、以降は参照にする
文章だけで固定し続けるより、確実な方法があります。文章で作った候補から1枚を選んで確定させ、以降はその1枚を参照画像として渡すことです。
実測では、参照画像1枚から角度・表情・服装を変えても造作が保たれました。文章での固定は「最初の1枚を作るまで」の手段と考えると、作業が安定します。
モデルによって効く指示が違う
同じ文章でも、モデルによって効く指示と効かない指示があります。実測で分かれた点は次のとおりです。
| 指示の種類 | GPT Image 2 | Nano Banana 2 |
|---|---|---|
| 角度の指定(30度・60度) | 効きにくい(正面寄りに戻る) | 効いた |
| 分割レイアウト | 従った | 崩れた |
| 画像内の文字 | 従った | 崩れた |
設定資料のように複数の角度を並べたい場合、この差が直接効いてきます。角度を指定するなら Nano Banana 2、並べたレイアウトが要るなら GPT Image 2、と工程で分けるのが現実的でした。
よくある質問
- 文章と参照画像はどちらが確実ですか?
- 参照画像です。実測では、参照1枚のほうが文章での描写より安定しました。文章での固定は、参照が用意できない場面の代替と考えてください。
- 設定を毎回全部書く必要がありますか?
- はい。省いた項目はモデルの解釈に委ねられ、そこから崩れます。固定する一式は毎回まるごと渡してください。
- 参照画像を渡すときも見た目を書くべきですか?
- 顔については書かないでください。参照を渡した上で顔を描写すると、文章が優先されて参照から離れていきます。


