
参照画像を渡しても似ないときに見直す3つのこと
参照画像を渡しているのに似ない。原因は3つに絞れます。モデルの選定、参照画像の選び方、そして文章に余計なことを書いていること。順に見ていきます。
1. まずモデルを選び直す
参照画像を受け付けるからといって、人物の同一性を保てるとは限りません。実測では、参照を渡しても別人が出るモデルがありました。これはプロンプトでは解決しません。
| モデル | 参照人物の同一性 | 参照画像の上限 |
|---|---|---|
| GPT Image 2 | 保てた | 16枚 |
| Nano Banana 2 | 条件つきで保てた | 14枚 |
| Seedream 5.0 Lite | 保てなかった | 14枚 |

上限まで渡したら、それだけ似ますよね?

上限まで詰めると特徴が平均化されました。渡すなら違う角度を揃えてください。
2. 枚数より1枚の質
実測では、参照を増やすより、顔がはっきり写った良い1枚を渡すほうが安定しました。上限まで詰め込むと、かえって特徴が平均化されていきます。
- 顔がはっきり写っている
- 明暗差が少ない(強い影で半分潰れていない)
- 極端な角度でない
- 解像度が十分で、圧縮の劣化が目立たない
複数枚渡すなら、同じ人物の違う角度を揃えるのが有効です。同じ角度の似た写真を並べても情報は増えません。

参照は「誰か」を決める。文章は「何をしているか」を決める。両方で顔を指定すると競合する。
3. 顔のことは文章に書かない
これが一番効きました。参照画像を渡しているのに、文章で「切れ長の目で」「鼻筋の通った」と書き足すと、結果が参照から離れていきます。文章のほうが優先されるためです。
- 書く:場所、時間帯、服装、動作、構図、光
- 書かない:顔の造作、髪型(変えたい場合を除く)、年齢、体型
参照画像は「この人」を指定するためのもの、文章は「何をしているか」を指定するためのもの、と役割を分けると安定します。両方で顔を指定すると競合します。
モデルごとの制約を踏まえる
同じ参照画像でも、モデルによって受け付ける設定が違います。共通のUIで同じ項目を並べていると、どこかで通らない組み合わせが出ます。
| GPT Image 2 | Nano Banana 2 | Seedream 5.0 Lite | |
|---|---|---|---|
| 1回の生成枚数 | 1〜10枚 | 1枚のみ | 1〜4枚 |
| 解像度の指定 | 非対応 | 512 / 1K / 2K / 4K | 2K / 4K(1Kは400) |
| 品質の指定 | auto / low / medium / high | 非対応 | 非対応 |
よくある質問
- 参照画像は何枚渡すのが良いですか?
- 実測では、顔がはっきり写った良い1枚が最も安定しました。複数枚渡す場合は、同じ角度の似た写真ではなく、違う角度を揃えてください。
- 参照画像を渡しているのに似ないのはなぜですか?
- モデルが同一性を保てない性質である場合と、文章で顔を描写してしまっている場合の2つが主な原因です。前者はモデルを変える以外にありません。
- 参照画像の画質はどれくらい必要ですか?
- 顔がはっきり見え、強い影で潰れておらず、圧縮の劣化が目立たない程度が目安です。極端な角度の写真は避けてください。


